令和7年度会長所信

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近年、我々が取り組んできた青年部での活動の数々が、地域の発展への一助となってきたことは疑う余地がありません。創立以来、先輩諸兄姉の努力と情熱によって築いてこられた礎の上に、新たな閃きと出会いを重ね、今日まで歩みを続けてまいりました。一方で本会の魅力や醍醐味を、全ての会員に浸透させるには至っておらず、この現状を見過ごしたままでは、組織の更なる成長は見込めません。

YEG宣言が示しているとおり、YEGの原点は地域を愛することにあり、自企業を発展させ、地域社会へ貢献することであると考えます。宇治商工会議所青年部(以下、宇治YEGと称す)は、一度立ち止まり、地域における役割を明確にしたうえで、確固たる信念を胸に、強固な組織へと発展し続けるための基盤を固める必要があると考えます。

 

 

 

・原点を見直す意義 

原点回帰とは、過去に戻るのではなく、未来に向けて進むために基盤を強固にすることです。私たちの組織が掲げた理念や目指すべき姿が何だったのか、豊かな郷土づくりのためにどのような価値を提供するべきかを再認識することにより、進むべき方向性がより明確になると考えます。

・仲間と共に歩む道 

原点を見直すと同時に、これまで共に歩んできた仲間の存在を改めて大切にしたいと考えます。一人ひとりが持つスキルや経験を共有し合い、互いを尊重し支え合いながら歩むことで、より一層強い絆と信頼を築くことができると考えます。

・未来への新たな挑戦

原点を振り返ることで、私たちが達成すべき新たな目標や課題が浮き彫りになります。これまで培ってきた経験を糧に、柔軟な発想と行動力をもって、未来に向けた挑戦を続けてまいります。

第28回会員大会宇治大会を大成功に導いた自信と、地域に根付く通年事業へと進化を遂げてきた「マルシェえんにち」での実績。今の宇治YEGには、揺るぎない財産が確かにあります。宇治YEGが今後、さらなる発展を遂げ、宇治のまちに社会的価値を生み出し続け、永続的に繁栄していくためには、会員一人ひとりが主体性を育むべきです。決して受け身にならず、自らの考えをもって行動に移す。豊かで住みよい郷土づくりの主役は自分自身であるという、当事者意識を持つことが重要であると考えます。

慣例や型に囚われる必要は一切ありません。青年部だから生み出せる自由で柔軟な発想と、失敗を恐れず突き進む行動力で、自企業や愛する宇治のまちを、私たちの手で、さらに魅力的なものへと発展させましょう。

 

原点に立ち返ることは、我々が道に迷わず進むための羅針盤となる

  

 

 

令和7年度宇治商工会議所青年部

第33代会長  秋好 和也