雲外蒼天
~ 始めの一歩 新たな一歩 共に成長し そして未来へ ~
新型コロナウイルス感染症の拡大や昨年2月からのロシアのウクライナ侵攻によるグローバルサプライチェーンの混乱により世界中の企業が影響を受ける昨今、私達も多くの困難と直面することになりました。しかし、その困難な局面を私達は創意と工夫、勇気と情熱をもって止まることなく突き進んでまいりました。
宇治商工会議所青年部(以下商工会議所青年部をYEGと称す)でも、一昨年には40周年記念事業としまして「中宇治お買物ラリー」、昨年には地域交流事業としまして「マルシェえんにち」が開催されました。初めての試み、コロナ禍での開催ということで多様な問題や難しい場面もありましたが、数々の困難を乗り越えた後の達成感や会員同士の連帯感はとても素晴らしいものでした。
困難と直面した際にそこで諦めずに好機と捉え努力することによって人や組織は強くなります。そして、その困難を乗り越えた先にこそ明るい未来があると確信します。近年素晴らしい発展を遂げている宇治YEGですが、令和3年度と4年度の2年間で18名もの経験豊富な先輩方がご卒業されたことによる損失は少なくありません。しかし、この2年間で多くの新しいメンバーも迎えました。先輩諸兄姉から託されてきた想いや知識を新たな仲間に伝えていく事でこれまで築いてこられた宇治YEGを未来へと繋げて参ります。その為には、一人でも多くのメンバーに事業へ参加してもらい、その体験を通して多くを学んでいただき、更にその経験を自企業にも反映させてもらいたいと考えます。
令和5年度宇治YEGでは、未だ続く混乱と困難に立ち向かうべく、会員拡大を積極的に取り組み新たな仲間を増やし会員交流を通して更に絆を深めていきます。また、研修事業を通して自己研鑽をすることで個人としても魅力のある人間に成長していきます。地域交流事業では個性あふれるメンバーの力を合わせて宇治YEGの魅力を地域の方々へ発信していきます。
体験や経験は自らが望み進まないと得ることは出来ません。「大変な状況だから何も出来ない」ではなく「大変な状況だからこそ何かを変える(得る)」ことが大切です。私はそんな皆さんの「始めの一歩」や「新たな一歩」を後押ししていきたいと思います。そして、宇治YEGのメンバー全員で雲(困難)の向こうにある素晴らしい青空(未来)に向かって羽ばたいていきましょう!
困難を努力して乗り越えた先には、明るい未来がある!
令和5年度 宇治商工会議所青年部
第31代 会長 大森 幹久
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